ポケットエコーについて詳しくご紹介します

ポケットエコーの診療報酬

ポケットエコーの診療報酬 ポケットエコーは、その持ち運びの便利さから、訪問診療に活用されます。
ポケットエコーの普及により、在宅でエコーを受けられる患者が増えており、それに伴って2020年に、訪問診療における超音波検査の報酬の見直しが行われました。
令和2年度の診療報酬改定から、月一回の算定で、部位にかかわらず400点の点数が加算されることになっています。
400点の場合、3割負担の保険診療で1200円診療報酬を支払うことになります。
通常の超音波検査の場合、下記の点数がそれぞれ加算されます。
(1)胸腹部530点、(2)下肢血管450点、(3)その他(頭頸部、四肢、体表、末梢血管等)350点 訪問診療の場合の400点と比較した際、(1)(2)がそれよりも高い点数であることから、患者によっては訪問診療のほうが少ない支払いになる場合があるといえます。
ポケットエコーは今後も多く活用され続けると予測できるので、点数の差についてはしっかり認識しておく必要があります。

ポケットエコーを保険診療に算定する必要性

ポケットエコーを保険診療に算定する必要性 ポケットエコーは、高性能でありながら携帯性に優れているのが大きな特徴です。
当機器の普及は在宅医療の現場で導入が進んでいるものです。
現在は低価格なモデルも登場しており、一層医療現場において導入が加速すると予想されます。
問診や触診、聴診などの医療を補完する機器として期待されているわけです。
保険診療に算定される面では、今後も検討が必要になると言えます。
在宅医療を受ける高齢者は、医療機関を受診するのが困難になるケースが少なくありません。
それ故、ポケットエコーの普及は患者の負担を軽減するものです。
特に排尿障害を持つ患者は、触診などでの診断では明確な判断ができないわけです。
特に膀胱バルーンカテーテルを使用している場合、バルーンの位置を特定するのにポケットエコーは活躍します。
それらの診察が保険診療に算定されれば、患者の負担を軽減することにもあるものです。
理学所見を確かなものにするためにも、早急な対応が必要になると言えます。